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私は猫という動物らしいです。

秋野湯

わたしは「猫」という動物らしいです。名前は「チャー」といいます。おかあさんがつけたわけではありません。毎朝ごはんをくれる人間のおばちゃんがそう呼ぶのです。このおばちゃんは変です。顔にまあるいものが2つついたものをくっつけています。その奥に目があるのです。あたまにはひらひらしたものをかぶっています。おかしな格好です。

わたしはお鼻がたくさん咲いているときに産まれました。おかあさんと兄弟8匹くらいと、駅前の広場で暮らしています。駅前の広場には木があって、つつじがあって、土があります。ごはんは、わたしを「チャー」と呼ぶおばちゃんや、自転車を整理するおじちゃんがくれます。なでてもくれます。なかなか居心地がいいです。

駅にはいろいろな人がきます。わたしは毎朝、駅へやってくる人間を見ています。大抵の人は、わたしが見ている事にも気がつきません。遊歩道をありの行進のように突進してきて、次から次へと駅に吸い込まれていきます。走る人もいます。わたしは「電車」というものには乗ったことがないのですが、こんなに脇目もふらずに電車に乗りたがるということは、きっと、どこかとても素敵なところへ連れていってくれる乗り物なのだと思います。

私は今はまだ猫という動物らしいのですが、将来は人間になると思います。人間になったらまず「電車」に乗りたいです。

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